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HSPと自己啓発

50代になって改めて思うのは、自己啓発や成功法則の多くは、HSPには必ずしも合わないということです。

「もっと行動しろ」「ポジティブに考えろ」「競争に勝て」といったメッセージは、敏感なHSPには違和感があり、プレッシャーになりやすく疲れてしまいます。まだ自分がHSP気質だと知らなかった若い頃、時々自己啓発セミナーに参加していました。そこでよく聞くのは、「もっと行動せよ」「ライバルに勝て」「自分を変えろ」といった言葉。

表面的には前向きなメッセージですが、敏感な私の心には合いませんでした。

私のように違和感を感じた方はいませんか?

人と競争したり、無理に自分を押し出そうとするたびに気持ちが萎えてしまう。

エネルギーがどんどん削られ、焦りや自己否定が増すだけでした。

若い頃は、こんな私は何か足りないのではないか、元気でやる気に満ちている人と比較して「自分がおかしいのでは?」と悩むことも多かったのです。無理に自分を変えようとすると、心がすり減るだけでかえって生きづらくなります。全てではありませんが、一般的な自己啓発セミナーや書籍はHSPの敏感気質に合わないと感じました。

では、HSPが50代から自分らしく生きるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、「自分の感受性を大切にすること」。

敏感気質に必要なのは、他人の期待や一般論に振り回されることではなく、自分の感受性を尊重すること。  

静かな時間を大切にしたり、心地よい人間関係を選んだり、違和感に素直になることのほうがずっと役に立ちます。

敏感な気質は弱点ではなく、深く感じ取れる力、丁寧に生きられる力です。

自己啓発に振り回されるよりも、自分のペースで、自分らしさを大切にする生き方こそ敏感な人にふさわしいのです。

でも、50代になった今、振り返るとわかります。

あのときの疲れや焦りは無理をしていた証拠でした。戦うことや競争は、敏感な気質には本来合わないのです。

自分が弱いわけでも、おかしいわけでもありません。         

自分の感受性を大切にすること、静かに自分らしいペースで生きることこそが、HSPには合っているとつくづく感じます。

「あなたは決して弱い人間でも、おかしな人でもありません」とお伝えしたいです。

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この記事を書いた人

50代HSPの「月灯り」です。地域で暮らす方の生活を支える調整役の仕事を20年ほど続けています。50代で自分がHSPと知り、今までの生きずらさの理由がわかったことで心が軽くなりました。人生後半HSPの仕事への向き合い方、快適な生活スタイル、自身の健康や親の介護などHSPの視点で綴ります。

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