HSPの人は「気にしすぎ」なのではなく、周囲の空気や感情の変化を深く受け取ってしまう特性があります。
だからこそ、職場にいる「感情で場を支配する人」の影響を強く受けてしまいます。
特に「境界線を越えて感情処理を押しつけてくる人」は案外どこの職場にもいるのではないでしょうか?
このようなタイプとの関わりは誰でも消耗しますが、HSPは特に激しく消耗します。
疲れますよね。本当に・・・。
特に厄介なのは、
・愚痴を聞かされる
・同意を強要される
・反応が気に入らないと不機嫌になる
・周囲が腫れ物扱いして誰も止めない
など職場の感情的支配が起きている場合です。
人間関係で最も疲れるのは、「話が通じない相手」に感情を振り回され続けることで、特に職場では、逃げ場がありません。
同僚の中には、不機嫌を武器に周囲を支配しようとする「不機嫌ハラスメント」の存在があります。
役職があるわけではないのに、空気を悪くし、周囲に気を遣わせ、自分の機嫌で職場を動かそうとする。
誰も注意せず、上司さえ関わりたがらない。結果として、その人の感情処理係のような立場にされる人が出てきます。
愚痴や悪口を延々と聞かされる、忙しくても関係ない、聞き役になることを当然のように求められる。
しかも、ただ聞けばいいわけではなく「自分の望む反応」を返さなければ不機嫌になる。
これは会話ではなく、感情の支配に近いです。
HSP気質の人は、相手の怒り、不満、不機嫌を敏感に察知してしまうため、こういう相手に長時間さらされると、心身が激しく消耗します。
大切なことは「相手の感情の責任まで背負わないこと」です。
不機嫌になるのは、その人自身の課題であって、自分が解決すべき問題ではありません。
愚痴に同意しなかったことで不機嫌になっても、それは境界線を引かれたことへの反応に過ぎません。
本来、職場の人間関係に必要なのは、「機嫌を取ること」ではなく、「業務上の適切な距離感」であるはず。
このような相手には、
・深入りしない
・正論で戦わない
・感情を受け止めすぎない
・必要以上に共感しない
・聞ける時だけ聞く姿勢を持つ
・忙しい時は短く切り上げる
ことが重要になります。
「今ちょっと作業が立て込んでいて」「あとで戻ります」「そうなんですね」
その程度の薄い反応で十分です。
相手を変えようとすると消耗します。特に、不機嫌で周囲を動かすタイプは、自分のやり方を変えないことが多いです。必要なのは、「理解してもらう努力」より、「自分を守る技術」です。
そして、「会社を辞める」と騒ぐ人ほど、実際には辞めないことも少なくありません。
「辞める辞める詐欺」ですね。本当に辞める人は、静かに準備を進め、淡々と去っていくものです。
言葉に毎回心を揺らさず、相手の感情の波に巻き込まれず、「また始まったな」くらいに距離を取ることも、自分を守るためには必要だと思います。
HSPは優しい人が多いため、受け止めて何とかしようとしてしまいます。
でも、自分を壊してまで他人の感情のゴミ箱になる必要はありません。
職場は、心を削ってまで誰かの機嫌を支える場所ではないのですから。
自分の心を大切に守っていきましょう。